名探偵コナン 業火の向日葵を観た感想とネタバレ!新一とキッドと犯人の関係とは!?
名探偵コナン 業火の向日葵を観てきました!今回はすごく面白かったです。私も推理しながら観ていたのですが、1個だけわからない謎があったのですが、物語が進むに連れて、あ~そういうことか!とわかってきました。
さて、その感想を書きたいと思うのですが、ここからはネタバレを含みます。キッドの目的や犯人、なぜ新一が現れたかなど、ズバズバ書いていきますので、これから観る予定の人は、この先は読まないでください。
映画を観たあとで読んでくれると嬉しいです。
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怪盗キッドが絵を狙う目的とは?
怪盗キッドは宝石しか狙わないのに、なぜか今回、絵を盗みます。ゴッホの「ひまわり」です。
最初は飛行機の爆発とともに盗み出したので、世間的には「キッドが飛行機を爆破して絵を盗んだ」と印象づけられましたが、コナンや園子、中森警部は、キッドはそんなことするようなヤツではないのだが・・・と疑っていました。
コナンファンなら一瞬でわかったと思うのですが、コナンたちの疑問通り、爆破したのは真犯人でした。
飛行機から盗み出したシーン、あれはキッドが絵を守ったわけです。これもすぐわかりました。「あ、キッドが絵を守ったんだろうな~」と思って観ていました。これまでコナンを観てきて人ならキッドはそういう人物だって知ってますよね。
新一の正体
映画で新一が登場することはたびたびありますが、そのほとんどが怪盗キッド絡みです。
今回の新一も怪盗キッドが変装したものでした。変装というか、顔立ちが新一と同じなので、髪型を変えただけですが。
新一とキッドの顔が同じっていうのは便利な設定ですね(笑)。
変装できない場所は新一の格好をして素顔で行く。これで盗みもはかどりますわ(笑)。
キッドは天空の難破船でも蘭の前に新一として現れました。なんかもう鉄板ネタになりつつありますね。
犯人がまさかのゲスト声優
今回、ゲスト声優として榮倉奈々が出演したのですが、犯人がまさかのゲスト声優!ちょっと素人っぽさが出てましたが、頑張っているな~と感じました。
ゲスト声優が初めて出てきたのは漆黒の追跡者だったと思います。DAIGOが声優を務めました。このときは犯人ではないものの重要人物という位置づけでした。
ところが、前作、異次元の狙撃手ではゲスト声優の福士蒼汰が犯人でした。
このときはかなり衝撃を受けたものです。「ゲスト声優犯人にしちゃったよ!これ大丈夫なのか!?」と(笑)。
そして今回も榮倉奈々が犯人でした。この流れはダメです!だって、次回作も犯人はゲスト声優なんじゃない?とすぐネタバレしそうだからです(笑)。
次回作は黒ずくめの男が絡んできそうな予告だったので、ちょっと楽しみです。
それにしても今回の犯人の動機がわけわからなさすぎてひどい・・・。思い込みでゴッホの絵を燃やそうとするか(笑)?
今回は犯人どうこうというより、怪盗キッドを引き立てたかった作品のように思えました。
しかも、今回は殺人事件が起きていません。絶海の探偵以来ですね。
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鈴木次郎吉のボディガードは寺井だった!
原作では鈴木次郎吉の大金庫、鉄狸の事件のときに、ボディガードの後藤が登場していましたが、業火の向日葵ではなんと怪盗キッドの仲間、寺井が変装したものでした。原作のときからそうだったのか、それとも本物の後藤がいて、寺井が変装しただけなのかはわかりませんが、コナンで寺井の姿をはっきりと描くのは今回が初めてではないでしょうか。
まじっく怪斗が放送されていたので、もうコナンでも出していんじゃない?となったのでしょうか(笑)。最近のコナンは映画でも原作のネタバレ的なのをやってくれるのでおもしろいですね。異次元の狙撃手でも沖矢昴が赤井秀一であることを最後にバラしました。
振り返ってみると、一番原作と映画の内容が近づいたのは世紀末の魔術師だったと思います。この映画が公開された時期は原作でも、コナンは新一なんじゃないかと蘭に疑われており、映画でもずっと疑われていました。しかし、そこに怪盗キッドが新一に化けてでてきたのです。
なぜ、怪盗キッドはコナンの正体を新一だと知ったのかはわかりませんが、この設定にはドキドキさせられました(笑)。
そういえば、最近アニメで鉄狸の事件が再放送されていましたが、これは業火の向日葵のためだったんですね。映画では鉄狸(改)が登場しました。ものすごいシステムでしたね(笑)。テレビに出演して仕組みを細かく説明していましたが、「あ、このシステムが色々トラブってアクションシーンになるんだろうな」と思っていました(笑)。案の定でしたね(笑)。
さて、ボディーガード後藤が寺井だったわけですが、私は最初、この人の正体には気づきませんでした。犯人のパソコンのデータを盗み見したり、怪しげな行動をとっていたにも関わらず、気づきませんでした。よくよく考えれば寺井しか考えられないじゃんと思いますが、私もまだまだですね。
私が気づいたのはレイクロック美術館が崩壊し始め、怪盗キッドが寺井に無線で連絡を取ったときです。ボディーガード後藤の姿のまま「了解しました。」と言ったため、「あ、こいつ寺井か!」とわかったのです。その瞬間、2枚目のひまわりを観て涙するおばあちゃんの姿を見て、後藤も涙していた訳がわかり、あの屋敷の使用人だったこともわかりました。
この出来事で、寺井の年齢が掴めそうですね。まず、おばあちゃんは損保ジャパン日本興亜美術館で灰原に、「見ているだけじゃ70年前の私のように後悔するわよ。」と言いました。灰原は小学1年生なので7歳としましょう。ということはおばあちゃんは77歳です。
寺井はおばあちゃんよりも年上のはずですから、おそらく80歳を超えていると推測されます。
80歳超えてあの身のこなしは超人ですね(笑)。
いろんな作品を回想させられた
名探偵コナンの映画も19作目なので、いろいろとネタがかぶるところがあっても不思議ではありません。
毎度のように派手な爆発が起こることは置いておいて、コナンとキッドと蘭が水に流されるシーンは14番目の標的を思い出させました。建物から海を通って脱出するというシーンです。今回は湖を通って脱出しました。しかも、伸縮サスペンダーが登場しました。これ、漫画では出る機会が滅多にないので久しぶりに見れて嬉しかったです。14番目の標的でも大活躍しましたからね~。
また、コナンが取り残されて蘭がものすごく心配するシーンは沈黙の15分を思い出しました。雪に埋もれたコナンがボール射出ベルトで居場所を知らせて助かるシーン。今回は湖からボール射出ベルトで浮いてきましたね。
そういえば、ボール射出ベルトって最初はボール1個しか打てないんじゃなかったかな?あれ?違ったかな?今回は短時間の間に3個も使ってました。便利な道具ですね。
それから、物語のコンセプトが世紀末の魔術師っぽいな~とも思いました。世紀末の魔術師ではロシアの歴史上の出来事を絡めた話でした。今回も、ゴッホの絵の歴史上の出来事を絡めた話になっていて、史実をもとにしたストーリーはおもしろいな~と思って観ていました。
損保ジャパン日本興亜美術館のひまわりが登場!
コナンでは実名の土地や建物が出てくることはほとんどありません。テレビシリーズではたまに地方を舞台にした事件をやっていて、その地域のPRに協力することはありますが、それを除けば実名登場を避けています。
例えば、東京タワーでさえも東都タワーという名前だったり、スカイツリーもベルツリーという名前です。
そんな中、今回は、実際に存在する損保ジャパン日本興亜美術館が登場しました。ここでは劇中にもでてきたゴッホの5枚目の「ひまわり」を観ることができます。
私も行ったことがありますが、おばあちゃんが座っていた椅子もちゃんとあります。劇中では忠実に再現されていました。ただ、美術館なので、元太たちが騒げないほど本当に静かです。
新宿にありますので、例えば新宿ピカデリーで映画を観た帰りに行くのも悪くないかもしれません。
感想
今回の作品は結論から言って非常に面白かったです!
コナンとキッドが協力するっていうのは原作ファンからしたらたまらないですよね(笑)。
2枚目と5枚目のひまわりをキッドとコナン、そして蘭も協力して守るところは、滅多に見られないシーンなので感動しました。
新一はキッドが化けてはいるものの、画的には新一とコナンと蘭が一緒に存在しています。このトリオは貴重ですよね。
ただ、予告では怪盗キッドが蘭を危険な目に遭わせるような描写がありましたが、劇中では全然そんなシーンなかったです。むしろ助けてましたし。誤解させるような描写はちょっと残念でした。
あと気になったのは灰原ってやっぱりコナンのことが好きなんでしょうか。完全にそういう設定で話進んでましたよね。
昔は全然興味なさそうだったのに、ついに恋心が芽生えたのか・・・(笑)。
何はともあれ、やっぱりコナンは最高!怪盗キッドや黒ずくめの男が絡むといっそう面白くなりますね。
次回作も期待します!
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